新卒で飲食業界に入って転職しようかな?と考えた時に、
- 何となくで飲食業界に入ったから面接でアピールするものが何もない!
- アルバイトの育成や発注等やってきたけど、それってスキルになるのかな?
- 他の業界に行きたいけど飲食業界で働いた経験って役に立たないよな…
こんな風に思ったことありませんか?
私も飲食業界から完全未経験の商社に転職したのですが、最初は同じことを考えていました。
飲食とは全く畑違いの業界に、今まで働いてきた経験なんて役に立つのかと不安でいっぱいでした。
ですが飲食業界で働いた経験の要点さえ掴めれば、全く未経験の業界でも役に立つスキルをアピールすることができます。
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飲食社員でも数年働けばそれなりの実績やスキルはある
- 自分は飲食店で働いて特に何かの実績があるわけでもないし
- 上司に言われるように働いてきたからなー…
と思う人でも、これから紹介するスキルを何かしらの形で実行しているはずです。
ほとんどの人は、
- 全店中〇〇という項目で1位をとった
- 売上前年比5%達成した
とかをスキルや実績と考えがちですが、そんなことはありません。
確かにそれはスキルや実績かもしれませんが、自分が少しでもその実績に関わっていれば、それを自分のものとして転職で使っても問題ないのです。
というよりむしろ使わないと損です。
では具体的にどのようなものがあるか見ていきましょう。
管理をする経験を活かしたマネジメント力
マネジメントとは簡単に言うと、
組織の目標を達成する
ということです。
飲食の目標でいうと、
- 前年比+3%を達成する
- 従業員の年間離職率を30%以下にする
- 食材ロスを前年より10%減らす
このような組織の目標を達成するのに、関わっているのならそれはマネジメントです。
実績=店長のものでもありませんし、店長も1人ではなく副店長やパート、従業員の力を借りてようやく達成できるものですからね。
マネジメントという定義は細かく説明すると、ものすごくややこしいのでここでは省略します。
気になる方はこちらへ
参考 マネジメントBIZHINT飲食の世界であれば、半年から1年ほどで「ヒト、モノ、カネ、情報」を管理する立場になることが多いはずです。
例えば、
- 新人が理解しやすいように作業を教える
- アルバイトが辞めないようにコミュニケーションをとる
- 食材を無駄なく発注する
- お客様にもう一品勧めてみる
- 店の通達を従業員に知らせる
等と何かしら自分が行ってきたものがあるはずです。
それを会社の目標や方向性と紐づけて、マネジメントと称すればいいのです。
マネジメントを実績と紐づける具体例
会社の目標がムダを減らすで、やったことが発注なら、それをうまく紐づけてやりましょう。
このような感じです。
別に自分以外の人の協力があって実績があるものでも、少しでも関わっているのなら自分の実績として使っても問題ないのです。
何となく働いていても、何かしら店の実績と紐づけられる部分があるはずですので、ぜひ探してみてください。
私が実際に転職で使用したマネジメント力に関する例
- 学校でのテストの話等、次につなげることのできる話を持ちかけるようにした。
- 相手が話している時は聞くことに徹した。
- 話しかけられたら常に一定のトーンでの返事を心がけた。
- なるべく同年代の人とシフトが被るようにシフト作成を行った
もちろんこの実績は私1人で達成できたものでもありません。周りの協力があったからです。
もし店の実績としても何もないというのであれば、以下を参考にしてみてください。
過酷な労働環境を耐え抜いた忍耐力
やはり飲食業界の社員といえば、過酷な労働環境です。
その環境を耐え抜いた実績というのは充分アピールポイントとなることでしょう。
ですがただ単に、
「忍耐力があります!」
だけでは抽象的すぎるので、先ほどと同じようにその忍耐力を得るまでの過程を考えましょう。
- 嫌々乗り切っただけなんだけどなぁ
- 気合いで毎日働いてただけなんだけど…
そう思ったとしても、
- 飲食店のハイピークをどうやって乗り切ったか
- あらゆる年代の従業員をどうやってまとめたか
- 目標に対してどのように粘り強く取り組んだか
何かしら大変だったことを乗り切った経験があるはずです。
その経験をエピソード形式でまとめると、それがあなたの忍耐力という辛抱強く頑張った実績となります。
毎日の店舗運営の中で、大変だったこと、努力したことを思い出してみましょう。
転職先の企業の仕事と紐づけて考えられるとさらに良しです。
先を読んで行動する段取り力
飲食業界で働いていると、必ずスピードが求められるはずです。
薄利多売をしている大手ほど、時間に対して厳しくなります。
そんな環境で働いてきた人であれば、知らず知らずのうちに、
- 手際が良くなっている
- 次に何をしなければならないか数手先まで考えている
- 早く動かなければならない責任感ができている
等できるようになっているはずです。
その経験をあとは数字に置き換えたり、エピソード形式で考えられるとそれが実績やスキルになります。
例えば、
みたいな感じです。
必ず初めてその作業をした時と比べて、圧倒的に早くなっているはずです。
なぜ早くなったのかを深掘りすることで、それを自分の実績やスキルにしてしまいましょう。
飲食の社員は店で飲み会や懇親会を開くことが多いので企画力も見につく
飲食店は1店舗にだいたい数十人くらいなので、飲み会や懇親会を開きやすい環境にあります。
しかも飲食店は人の入れ替わりが激しいので、歓迎会や送別会が頻繁に行われます。さらに働いている店で行うこともできますし。
そうなると、
- 今度はいつ懇親会をするか
- みんなが空いてる日はいつなのか
- 他の店から応援を呼ばなければならない
このようにいろいろと段取りをしなければなりません。
他の企業でも企画は新入社員の仕事みたいなところも結構多いので、充分アピールできるポイントとなります。
ただし、懇親会や飲み会を開いただけではあまり響きがよくないので、
企画を定期的にすることで従業員の仲が深まり、結果離職率を前年と比べて抑えることができた
というように企画をすることで、何が変わったのかをセットで考えられると懇親会を開いたりするのも強みになります。
改善力とエピソードさえ意識していれば、強みはいくらでも作れる
今まで紹介したものは、ほとんどが改善力とエピソードで構成されています。
飲食業界で何となく働いてきたから、自分には実績やスキルがないと思っていても、何かしら新入社員の時と現在と比べたら変化があるはずです。
その変化を改善と捉えて、エピソード化してしまえば、あなたの実績やスキルが次々と生まれます。
それをエピソードでわかりやすく説明できれば問題ありません。
まとめ
飲食業界で働いていると、
「何も他で役に立つ実績やスキルがないから転職できない…」
と諦める人がたくさんいます。
ですが飲食業界で働いてきた経験は決してムダではありません。全く違う業界でも活かすことができる経験はあります。
私は現在商社で営業をしていますが、
- お客様の要望に答える上で、こちらも得となるようWin-Winな関係を気付く(シフト作成)
- 情報を得るために何度もコミュニケーションをとる(従業員が不安に感じていることを聞き出す)
- 期限を過ぎないように先に手を打つ段取り力(料理の提供時間)
これらは全て類似しています。
私の飲食での経験が今の仕事に活かされています。
この記事を簡単にまとめると、
考え方次第では実績やスキルはたくさん作れるということです。
飲食での生活にうんざりしているなら、思い切って転職してみるのもありだと思いますよ。
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