飲食チェーン店に就職すると転勤はつきものです。
僕も飲食業界に社員として、6年間勤めていましたが、その間に転勤は6回ありました。
年に一度ペースですね。最短だと4ヶ月で転勤なんてこともありました。
そんな短いスパンで転勤があるとやはり大変です。
今回は飲食チェーン店に就職するなら知っておきたい、転勤に関することについて解説していきます。
Contents
飲食チェーン店はなぜ転勤が多い?
飲食チェーン店の転勤の理由は様々です。
- 様々な店舗で経験を積ませて育成するため
- 起きている問題を解決するのに適切な人員を配置するため
- 固執した考えを緩和するため
- 現状の店では活躍できないので、違う店で活躍してもらうため
- 人間関係が原因で今の店に居続けることが危険であると判断したため
このように転勤の理由は、良い意味でも悪い意味でも発生する可能性があります。本当に人それぞれによって理由が異なるのです。
社員の転勤は会社にとって、会社の業績を上げる1つの手段なので、どうしても転勤が起こってしまいます。
飲食チェーン店の転勤に関する知識
飲食チェーン店の転勤頻度はとにかく高い
冒頭でも言いましたが僕は6年間勤務して、6回の転勤を経験しました。
僕が異常だったかというとそうではありません。
同期で4回くらいの人もいれば、8回くらい転勤をしている人もいました。
しかし少なくても4回とかです。1年半に1回は転勤があると考えると非常に多いでしょう。
正式な転勤の辞令がでるまで周りに言ってはいけない
会社ごとに転勤の正式な辞令のタイミングがあります。
そして本人や上司だけに対して、事前に転勤を知らされる内示というものがあります。
内示や辞令のタイミングは会社によりますが基本的に、
- 辞令は周りに公表してもいい
- 内示は辞令がでるまで公表してはいけない
という決まりがあります。
内示の場合、転勤が決まったからといって、周りに言いふらしてはいけないのです。
転勤の辞令は2週間前くらいに急にくることがある
正式な辞令のタイミングですね。たまに内示もなく、急に辞令がでて転勤となることがあります。
6/15くらいに転勤の辞令がきたら、7月にはもう次の職場です。
準備や自分の予定もあるので、この場合は最悪ですね。でも辞令がでたら仕方ありません。
繁忙期後に転勤となることが多い
繁忙期後とは飲食業界だと、
- 年末年始後
- 春休み後
- ゴールデンウィーク後
- 夏休み後
上記が繁忙期後となり、転勤になる可能性が高くなりやすい時期です。
特に2月、6月、10月は閑散期といって暇な時期なので転勤が発生しやすくなります。
繁忙期中にはよっぽどの理由がない限り、転勤はありません。慣れていない人がきてもぐちゃぐちゃになってしまいますからね。
僕が勤めていた飲食チェーン店は、毎月数名〜100名ほどの人が転勤になってました。繁忙期前は少なく、繁忙期後は多かったです。
転勤は基本的に断ることができない
転勤がある飲食企業に就職したなら、原則断ることができません。
入社する時に就業規則があるのですが、そちらに記載があれば業務命令なので強制的に転勤を引き受けなければなりません。
雇用を結んだ段階で、転勤を承諾してしまっているからなんですね。転勤が嫌なら就職前にしっかりと確認しておきましょう。
引越しに関する手続きは自ら行う必要性がある
会社都合の転勤で引越しが発生しても、
- 引越し業者
- 電気ガス水道
- Wi-Fi
- 住民票
- 駐車場の契約
など全て自分でやらなければいけません。
急に転勤の辞令が発生することもあるので、転勤前は本当にドタバタになりやすいです。
計画をきちんと立てて引越し準備を進めないと、
「引越し先で電気やガスが使えない」
なんてこともあったりします。
転勤後に会社を辞めても引越し代は自腹
もし転勤先で会社を辞めて、地元に戻ろうとしても会社は引越し代をだしてはくれません。
「会社都合で引越しさせられたのに、何ででないの?!」
そう思ってもでないものはでないのです。
遠方だと最悪ですよね。引越し代で10万以上かかることもありますから…
引越し作業の休みが1日しかないことがある
元々休みの少ない飲食業界。引越しが発生する転勤なのに、休みが1日しかないことがザラにあります。
7/1(日) | 7/2(月) | 7/3(火) | |
予定 | 今の店で勤務 | 休み(引っ越し) | 次の店で勤務 |
こんな感じだと最悪ですよね。休み扱いにもされたくないと思います。今の店が多忙すぎると起こりがちです。
その為、引越しした段ボールを片付けられないまま次の店での勤務が始まることもよくある話です。
次の店への挨拶
引越しで忙しいのに、次の店への勤務当日までに挨拶をしなければなりません。
何時頃に挨拶に伺うのかを先に電話で伝えておく必要があります。
そして手ぶらで行くわけにもいかないので、菓子折りを持って行きます。菓子折りが全員に行き渡るように、次の店の人数などもあらかじめ把握しておかなければなりません。
本当にやることがいっぱいです。
成果を出すほど転勤の可能性が高くなることがある
転勤には何かしらの理由があって発生すると言いましたが、良い意味での転勤の方が多くなります。
例えば、
- 昇格してもらう為に今の店とは異なるタイプの店で経験をしてもらうため
- 崩壊している店舗を立て直してもらうため
- 複数店舗の店長を任せるため
これらは成果を出している人が対象になりやすいです。
それだけ期待されているということですが、転勤は大変なのでちょっと複雑ですよね…
飲食チェーン店では転勤可能でないと昇格できない
特に店長以上の役職になろうと思うと、転勤可能な人でない限り昇格できない企業ばかりです。
最近では、エリア内勤務や転勤なしでも可能な飲食チェーン店が増えてきました。
しかし、その条件で働くと最高でも店長止まりであることがほとんどです。そうなると収入もそれ以上あがりません。体力的にも厳しくなってきます。
さらに全国転勤可能な人よりも、あらゆる点で待遇が悪くなります。
なぜ店長以上になる為には、転勤可能でないといけないのかというと…
転勤の権限はエリアマネージャーやスーパーバイザーが持っていることが多い
店長以上の役職(エリアマネージャーやスーパーバイザー)は社員の転勤の権限を持っているからなんです。
転勤を命令される社員の気持ちになればわかりますが、
転勤なしの上司から転勤命令されるのって嫌ですよね?
ということなんです。
自分は転勤しないのに、部下にだけ転勤しろというわけにはいかないんですね。
あとは役職があがると管轄する範囲も広くなり、ポストも少なくなります。そうなると転勤が必須となってくるのです。
そのような理由があるので、エリア内勤務や転勤なしでは昇格できないのです。
まとめ
飲食チェーン店の転勤の回数は異常です。
転勤が多いと、将来的に家族を連れ回すことになったり、単身赴任の道を選ばなければならないこともあります。
飲食チェーン店に就職するなら、転勤はつきものなので今一度よく考えてから就職するようにしましょう。
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