店長が仕事をしないという不満は何故起こる?元飲食店店長が疑問に答えます!

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店長「ちょっと事務作業してくるから、忙しくなったら呼びに来て」

バイト「(また事務所にサボりにいってる…)はーい!わかりましたー!」

こんなことは日常茶飯事だと思います。



僕も飲食店店長をしていた時、暇な時間帯はアルバイトに任せて事務作業を行なっていました。


でもアルバイトの方は不満に思いますよね。

なぜ店長はシフトに入っている時間に事務作業をしに行くの?
店長が仕事をしない…

事務作業をしないで絶対サボってる…

このような不満がでるのは、

  • アルバイトが店長の仕事事情を知らない
  • 店長の事務作業をするタイミングが悪い
  • 本当に店長が仕事をしていない

上記の内のどれかです。


どういうことか解説していきます。


店長の仕事事情とは?

店長にしかできない仕事がたくさんある

店長には店長にしかできない仕事があります。主に事務作業ですね。


シフト作成、週報、月報、食材管理、発注、報告書作成、会議資料作成、従業員管理、金銭管理、資材管理

ざっとあげただけでも、これだけあります。そして事務作業には、期限があるのでなるべく早く片付けないといけないのです。



店長が期限を破るわけにはいかないので、アルバイトに任せられるタイミングがきたら事務作業を優先します。


事務作業をシフト外でするとサービス残業になる

やることが多いのはわかるけど、それなら朝早くきたり、あがってからやればいいのでは…?

確かにそうかもしれませんが、朝早くきたり、あがってから事務作業をすると、サービス残業になってしまいます。




会社にもよりますが基本的に、事務作業は労働時間数に含まれません。

店長の労働時間=接客をしている時間

という場合が非常に多いです。つまりアルバイトと同じく、接客をしている時間しか給料が発生しません。


事務作業を含めたシフト作りをしてはいけない

それなら事務作業を含めたシフトを作ればいいじゃん

これも会社によりますが、事務作業を含めたシフト作りはできないことが多いです。飲食業界がブラックと言われる1つの要因でしょう。



店長も一人の人間ですから、サービス残業なんてしたくありません。何よりただでさえ長い拘束時間がさらに長くなってしまいます。


だからこそ、タイミングを見つけて事務作業をするのです。


店長の仕事事情は知られることがほとんどない

これらの店長の仕事事情を、周りは誰も知らないので「店長が仕事をしない」という不満が発生しやすいのです。



だからといって、店長がわざわざ自分の仕事事情をアルバイトに話すことはできないでしょうし、アルバイトも「何で店長は勤務中に事務作業しに行くんですか?」なんてことも聞けないでしょう。



あと事務作業に関しても側から見ると何やってるかわかりません。それらが余計に「店長が仕事をしない」と思われてしまうのでしょう。


事務作業をするタイミングが悪いとは?

あるあるなのが、店長が「ちょっと事務作業してくるから、忙しくなったら呼びに来て」と言ったのに対して、アルバイトが「今暇じゃないのに事務作業しに行くの?」と思ってしまうことです。



アルバイトからしたら、店長に言われたら引き受けるしかないので、不満がたまってしまいます。この原因は、

店長の忙しいの基準とアルバイトの忙しいの基準が違う

から起こってしまうんですね。店長がアルバイトの気持ちになって考えられていないと、いつまで経っても不満が解決しない問題です。




他にも、「忙しくなっても店長が中々戻ってこない」というアルバイトの不満もあります。

こちらの原因も店長とアルバイトの忙しいの基準が違うことから不満が発生しています。あとは店長が様子を見にこないことからも不満が発生しています。



どちらにせよ、これらに関しては店長がアルバイト目線で考えることができていないので、不満が発生しても仕方ないことと言えるでしょう。


店長が仕事をしないとは?

「ちょっと事務作業してくるから、忙しくなったら呼びに来て」と言って、事務所で寝てたり本当に仕事をしていない店長がたまにいるのも事実です。



こういう店長の特徴は、

  • 忙しくなっても中々でてこない
  • 呼ばれるまで様子を一度も見にこない
  • シフトの発表が遅い
  • 勤務後にダラダラ事務作業をしている

こんな感じです。



僕が今まで見てきた「仕事をしない店長と思われている人」は大体、上記の特徴に当てはまっています。時間にいい加減で、とにかく仕事が遅い人が多いです。


逆に接客ばかりする店長も当てはまる

店長が接客ばかりをやっており、店長にしかできない事務作業が疎かになっている場合があります。



よく働く店長なので、良い店長と思われることが多いかもしれませんが違います。こういう店長も「仕事をしない店長」に当てはまります。

  • 要領が悪い
  • 心配性でアルバイトに任せられない
  • アルバイトに嫌われたくない

接客ばかりする店長は、このような特徴を持っていることがほとんどです。


仕事をしない店長を改善させるには

仕事をしない店長を改善させるには、

  • 直接伝える
  • 本部に連絡する

しかありません。



どちらもハードルが高いかもしれませんが、伝え方に気を付ければ何とかなります。


例えば、直接伝えるのも忙しいと思ったら「店長、ちょっと忙しくなってきたので手伝ってもらってもいいですか?」と伝えれば問題ありません。

それできちんと対応してくれる店長であり、事務作業も期限内に終わらせているのであれば、問題のない店長でしょう。



それとは逆に、

  • 呼んでも来ない
  • 呼んだら機嫌が悪くなる
  • 事務作業の期限を守れていない

このような店長の場合は「仕事をしない店長」である為、匿名で本部に連絡するといいでしょう。必ずチェックが入るはずです。


まとめ

店長は仕事がたくさんあり、サービス残業もするべきではないので、忙しくない時に事務作業をする為抜けるのは仕方のないことです。

しかし本当に仕事をしない店長の場合は、きちんと注意を受けるべきです。


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