仕事において当たり前と思われているものっていくつかありますよね?
一般的なものでいうと、
- 元気な挨拶
- 相手に聞こえる返事
- 期限内提出
- 遅刻
日本ではこのようなことが、当たり前と思われていることが多いのではないでしょうか?
僕は店長時代、ひたすら当たり前のことを当たり前にできる組織を目指して行動していました。
結果として、社内の管理項目では常に上位1%を死守しておりました。
今回は当たり前のことを当たり前にできるように、僕がしていた方法を紹介します。
Contents
当たり前のことを当たり前にできる組織にする方法
チェック表を作成して掲示する
項目にしていたのは以下の4つです。
- 期限内にシフトを確認したかチェック
- 期限内に連絡事項を確認したかチェック
- 日報のチェック
- 検便等の期限内提出のチェック
上記の4つを毎日チェックして、毎週月曜日に貼り出していました。
なぜ月曜日かというと、シフトを発表するのが毎週月曜日だからです。
場所も1番目につきやすいシフトの1番上に貼り出していました。
詳しくは以下です。
個人ごとに出来ていなかった箇所に印をつけ、4段階評価をしていました。
連続で出来ている S
出来ている A
出来ていない B
連続で出来ていない C
こんな表ですね。
項目 | 項目 | 項目 | 項目 | ||
---|---|---|---|---|---|
名前 | (期限) | (期限) | (期限) | (期限) | 評価 |
Aさん | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | S |
Bさん | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | S |
Cさん | 〇 | × | 〇 | 〇 | A |
Dさん | 〇 | × | 〇 | × | B |
パソコンの知識があまりなかったので、エクセルで簡単に作れるものです(笑)
毎日のシフトにクイズを書き、答えてもらう
シフトの余白にクイズを書き、出勤日に答えてもらっていました。
クイズの内容は全てマニュアルからです。
フロアでいうと、
「待っているお客様に言わなければならない一言は何?」
キッチンでいうと、
「この商品に使うAの規定量は何グラム?」
このようなことです。
もし答えられなくても、その日に必ず覚えてもらいます。
クイズに答えてもらうことのメリット
- 知識が確実に増える
- 長年勤めている人でも再確認できる
- クイズをだす自分が1番勉強できる
- コミュニケーションが増える
- 分かるという喜びを与えられる
最初は慣れるまで大変かもしれませんが、効果絶大です!
何より僕はこれでマニュアルは全て暗記出来ました。
クイズを出すには、自分がきちんと理解していないと作れませんからね。
時給アップの要因にしている
チェック表やクイズは時給アップの要因にしていました。
当たり前のことをきちんとできる人が、時給が高くて当たり前です。
時給を上げてもいい対象になった人に、最終確認としてクイズを出していました。
こうすることで、マニュアルをきちんと理解できている人ばかりになります。
もちろん知識があっても行動が伴っていなければ意味ありませんので、後ほど説明します。
出来ていない場合必ず口頭で伝える
チェック表を作って貼り出しても、出来ない人は一定数います。
当たり前と思われていることを出来ていなければ必ず口頭で伝えます。
僕はシフトの確認が期限内にできていない時は、毎回電話で必ず確認をしていました。
そして重要なのは伝え方です。出来ていないからといって、
「何でこんな当たり前のことも出来ないんだよ!」
と感情的に言ってはいけません。
上手くいくポイントとしては3つあります。
- しなくてはならない理由を伝える
- 〜してほしいとお願い形式で伝える
- 中々出来ない場合、自分の口でどうしたら出来るか言ってもらう
やらされ感を与えてはいけません。これらのポイントを守っていれば、ほとんどの人ができるようになります。
出来るまで寄り添う姿勢が必要
ここまでしても出来ない人は存在します。
気をつけている間は出来るのですが、気が緩むと忘れっぽくて継続しない人達です。
そういう人達には毎日伝え続ける姿勢が必要です。
「今日はあれちゃんとやってくれた?」 「〇〇忘れてない?」
と勤務終わりでもいいので必ず聞くようにします。
最初は、
「あ!」
という言葉が返ってくることがありますが、続けていると減ってきます。
それでいいんです。
次から出来るようになればいいんです。
感謝を伝える
絶対忘れてはいけないのは感謝の言葉です。
当たり前のことでも、出来たら必ず感謝を伝えましょう。
自分は当たり前でもその人にとっては当たり前ではないかもしれません。 意識しないと出来ないことは、その人にとっては大変なことです。
その部分をきちんと理解してあげて、感謝を伝えるときちんとやろうと思ってもらえます。
絶対に折れないこと!
正直折れないことが1番重要です。
折れずにやり続けるのって本当に大変ですが、まず自分がその壁を超えないと誰も応えてはくれません。
「言ったら面倒くさいって思われるかな?」 「忙しくてまあいいやって思ってしまう」
こんなことを思うのはしょっちゅうあります。
ちなみに僕が実践していた掲示する方法は、しなければ口だけと思われてしまうので抑制力は多少あります。
やることを紙に書き出して、誰かの目に止まるところに掲示するやり方が1番継続できる方法だと僕は思います。
まとめ
- チェック表を作成して掲示する
- クイズを出し答えてもらう
- 当たり前のことを時給アップの要因にする
- 出来ていない時は必ず口頭で伝える
- 出来るまで寄り添う
- 感謝を伝える
- 決して折れないこと
やり方は人それぞれですが、効果はかなりあったのでおすすめします。
僕はこの記事のやり方を2年以上やってきました。
結果として、
- 期限内にやるべきことは99%以上
- 管理項目上位1%以内に継続してランクイン
- マニュアルに書いていることを答えられない従業員はいない
- 上司から非常に評価される
このような変化がありました。
何事も基礎が大事です。今回はこれで終わりにします。
下記は続力に関する記事です。参考にしてみてください。
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