飲酒運転を平気でする人っていつになってもいます。最近ではTOKIOの元メンバー山口達也さんが飲酒運転をしたニュースが話題になりましたよね。
このニュースを見て、私が飲食店の店長の時に飲酒運転しようとしたお客様を捕まえたことを思い出しました。
その時が店長として初めて飲酒運転をしようとするお客様を警察に通報したのですが、いろいろと面倒くさいことが起きてしまい本当に大変でした。
今回はその時のことについて話したいと思います。
Contents
飲酒運転をするかもと分かったのは優秀なアルバイトの報告から
ある日曜日の19時頃、いつもと変わらず働いているとある大学生の優秀なアルバイトから私に報告がありました。
という報告を聞いたので、その2人組をマークすることにしました。見ているとまあまあ酔っ払っている感じです。
数十分後、その2人組は会計を済まし店を出ようとします。後をつけ様子を見ていると、2人組は酒を飲んでいるにも関わらず車に乗り込んでいきました。
「これはまずい」と思った私は2人組が車に乗り込んだと同時に車をコンコンとして話しかけました。
と言うと、
と言ってましたが携帯で連絡をとってるような素振りもなく、怪しいので目を離せません。
と数分ほどお客さんとこのような会話をしていました。
やはり信用できないので、もしもの時の為に、私は車の車種とナンバープレートをメモしておきました。
するとすぐに、そのもしもの時がきてしまったのです。
飲酒運転しようとするお客さんと口論に
私がナンバープレートのメモをとってるスキに、お客さんが車を発進させたのです。
と思いすぐに警察に電話し追いかけました。
相当酔っぱらってるのか、幸いスピードは遅いのですぐに走ってもすぐに追いつきます。
私は話しかけます。
と。すると、
と逆ギレです。歩くスピードくらいでノロノロと車が走っていたので、
と言いました。ちなみに場所はまだ駐車場内です。
それでも止まらずフラフラとゆっくり車が進み、ついに店の駐車場の柱にぶつかってしまいます。
幸いスピードが遅かったので何も壊れてはいませんが、関西人丸出しで私は怒ってしまいました。その後はずっと口論です。
数分後…
「ウ~~~~~~~~~~」
警察がついにやってきました。
警察の方に状況を説明し、店も私が対応している間ずっとアルバイトに任せていたので、あとは警察にバトンタッチして店に戻ります。
飲酒運転者のせいで駐車場でのトラブルが発生
店に戻ると、やはり日曜日のディナー帯でとても忙しそうでした。
と感謝と申し訳なさで、私もいつも通り働き始めました。
しかしトラブルが起きてしまいます。
ある1人のお客様が、
というクレームが入りました。
確かにそうです。
- パトカーは何故か3台くらいやってきている
- 飲酒運転の車は店の駐車場の邪魔になるようなところにぶつかったまま
- さらに日曜日のディナー帯で混雑している
関係のないお客様は駐車するスペースがありません。警察の方にパトカーを避けてもらうようにお願いしてもらいましたが、他のお客様からも駐車場が空いてないとか、警察が邪魔で車を出せない等あらゆるクレームが入ります。
ただでさえ忙しいのに対応に追われまくりです。しかしさらに追い討ちをかけるようなことが起こります。
ピーク中で忙しいにもかかわらず証言者が自分しかおらず何度も警察に呼ばれる
警察の方が店の中に入ってきて、私に飲酒運転をした経緯やぶつかった時のことをもっと詳しく聞かせてほしいと私に話しました。さらにぶつかった箇所の写真を証言者としてとらせてほしいと言うのです。
その時の店の状態は、私がいてもかなりの忙しさでした。到底抜けれる状態ではありません。
そのことを警察の方に何度説明しても、
との一点張りです。
もうキリがないのでアルバイトに、お客様の新規案内スピードをゆっくりにして、自分達だけで対応できるよう調整してもらいました。
さすがは優秀なアルバイト達です。忙しいにも関わらずお客様に少し遅くなってしまうことを説明し、自分達だけで調整して何とかやってくれました。
その間に私は警察の方に状況を詳しく聞かれ、なんやかんやで1時間ほど拘束されていました。
そしてその日はとりあえず終わり、店も何とかピークを乗り越えたのですが、
警察の方にそう言われました。
翌日飲酒運転者を捕まえる為の証言者として呼び出され数時間拘束される
私は昨日警察の方に言われたように、月曜日の午前11時から警察に向かいました。報告書を作成するのに2時間ほどかかるそうです。
ちなみに私は昨日の日曜日、深夜の2時まで働き、月曜日の勤務は14時からです。正直クタクタでした。
警察の方に聞かれた内容としては、
- 私(証言者)の情報
- 飲酒運転をした2人組の特徴(年齢や身長、体重等)
- 店で食事をしたものや食事をした時間
- 飲酒運転になるまでの経緯
- 飲酒運転者と話した内容
- 車がぶつかった時の状況(何故そうなったのか)
- ぶつかった箇所の損害を請求するのか
上記のような内容をひたすら、〇〇時頃〇〇が起きたみたいな感じで聞いてパソコンで打ち込んでいました。
正直昨日の時点でほとんど話したことばかりだったのですが…
それからなんやかんやで気が付いたら、時間はもう13時半です。2時間普通に過ぎてる…
結局昼ご飯も食べることが出来ずに仕事に向かいました。
まとめ
後日、飲酒運転するかもしれないと報告をしてくれたアルバイトから、
「店長すみません、私が報告したばっかりに店長が面倒くさいことになってしまって…」
と何故か謝られました。
確かに面倒くさいことが起きましたが、それは飲酒運転する人が悪いです。
私がバタバタしていてそう思わせてしまったのかもしれません。反省です。
とにかく飲酒運転する人は許せません。この時は大きなことにならなかったので、まだよかったですが、
「近くだから大丈夫」「バレなければ大丈夫」みたいなのが事故に繋がりますからね。少しでも飲食運転者が減ることを祈ります。
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