- バイトを雇ってもすぐに辞めてしまう…
- バイトが楽しそうに働いておらずいつか辞めそう
- 勉強が忙しくて…とバイトがいつも同じような理由で辞めていってしまう
せっかく新人バイトを雇って辞めないよう大事に育てていたのに、辞められると悲しいですよね。
ですが良かれと思ってやっていたことが、新人バイトにとって逆効果である場合もあります。
なぜそんなことが起こるかというと、普通に働いていたら教え方を教わる機会がほとんどないからなのです。
今回は飲食店の新人バイトが辞めない為には、教える人に教え方を教える必要があるという記事となっています。
Contents
飲食店の新人バイトが辞めてしまう本当の理由とは?
飲食店の新人バイトが辞める本当の理由には、あらゆるものがありますが、ほとんどが何かしらの人間関係です。
- 勉強が大変なので…
- 親に辞めろと言われて…
という理由で辞めるバイトはほとんどが嘘です。何かしらの人間関係が理由で辞めてしまってます。
何かしらの人間関係とは、
- ミスしたらすぐに怒られるので嫌
- できないことを強要される
- 質問しにくい空気がある
- これくらい分かるだろうという感じで教えられて自信喪失する
このようなことです。全て働いている人間が作り出してしまっているものです。
新人バイトであれば尚更、新しい環境に飛び込んできて本当に不安でいっぱいです。
慣れている人達が大したことないだろうと感じていることでも、新人バイトにしたら辛いと思うことはよくあります。
私自身も飲食店の店長から未経験の業界に転職して、改めて新人から働いているのですが、知らないことをあたかも知っているかのように話されて辛いと感じることが多々あります。
自分自身も飲食店の店長時代に、バイトのレベルに合わせずにあらゆることを教えてしまい、負担をかけてしまっていたことを改めて思い出しました。
ですので教える側は、
新人バイトが思っている以上に仕事に対して不安が大きいこと 簡単なことでもすぐには理解できないこと
を認識する必要があることを理解してあげなければなりません。
もちろん教えるのを任せる人に対しても、このことを理解してもらわなければ意味がありません。
教える人に教え方を教えるとはどういう意味?
学校でも会社でもそうですが、勉強や仕事を教わることがあっても、人に教えることを教わるという経験をしたことがある人はとても少ないはずです。
人に教えることを教わる経験をしたことがない人達が、新人バイトに対して教えることが多いので新人バイトは辛いと感じてしまうのです。
飲食店だとバイトが新人バイトに教えることも多いので余計にその傾向が強いです。
知っていることをただ単に教えるのと、相手のレベルや気持ちに合わせて教えるのとでは、教わる側の精神状態は大きく異なります。理解度も大きく異なります。
ですので本来は、教えるのを任せる人に教え方をきちんと教えてから新人に教えてもらう必要があるのです。
飲食店で教える人に対して教え方を教えるには教える時の約束事を決めるべき
それぞれが独自の方法で新人バイトに教えるのではなく、教える時の約束事を決めてから教えてもらうようにしてもらわなければなりません。
伝え方は店内会議を開いたり、1人ずつ口頭で伝えていくしかありません。
教え方の約束事を紙に書いて貼り出すのもいいかもしれません。
ちなみに私は口頭で1人ずつ伝えていました。もちろん教える時の約束事をしてもらえるか合意の上で。
では教える時の約束事とは一体どんなことか見ていきましょう。
1度教えたからといって理解できたとは思わないことを理解してもらう
新人バイトが新しいことを教わる時は、本当に混乱しがちです。後から思うと、何でこんなことも分からなかったのだろうと思っていることはよくあります。
新人バイトが理解したと思ったことが、実は違うように理解していたこともよくある話です。
ですので、1度教えたからといって新人バイトが理解できているとは思わないようにしてねと教える側に理解してもらいましょう。
「1度教えたから理解しているでしょ」と教える側が思ってしまうことで、「前それ教えたじゃん!」と新人バイトを追い詰めてしまう恐れがあります。
教えている最中に「ここまで大丈夫そう?」と何度も問いかけてもらう
教える側の人に教える時は「ここまで大丈夫そう?」と何度も問いかける癖をつけてもらうようにしましょう。
そうすることで新人バイトが理解できていないまま、置いてけぼりにならないようになります。
一気に教えてしまうと点と点では理解できたとしても、全体が繋がらず理解できないままであることがよくあります。
新人バイトが置いてけぼりになっていないか確かめる為にも、「ここまで大丈夫そう?」と問いかける癖をつけてもらいましょう。
教えたことを新人バイトに説明してもらうと理解度がわかるし訂正もしやすい
教えたことを新人バイトに理解してもらえたかどうかを判断するのに良い方法なのが、新人バイトに教えた方法を説明してもらうことです。
新人バイトの口で説明してもらうことで、伝わったかどうかが簡単にわかります。
先ほども1度で理解できたと思わないと言ったように、いきなり新人バイトは教えたことを全部説明できないので、ヒントを出しながら説明してもらうと効果的です。
間違って理解しているところも気付くことができるので、非常にオススメです。
教える側の人にはひと段落したら、新人バイトに説明してもらうようにする癖をつけてもらいましょう。
新しいことをしてもらう時は必ず近くで見守ってあげること
これ絶対にしてあげて下さい。
新人バイトにとって新しいことをする時の不安は、自分達が思っているより大きいものです。
何かあった時にすぐフォローしてくれたり、質問できる環境がないと新人バイトの負担はかなり大きくなります。
いくら自分の仕事があるからといって、新人バイトを放置すると辞める原因に繋がります。
新人バイトが理解してくれなくても自分の教え方のどこが悪かったのだろうと考える癖をつけてもらうこと
「何度言っても理解してくれない!」と新人バイトのせいにしてしまっている人がいますが、自分の教え方に問題があったと考える人は少ないです。
理解してくれないからとイライラして、新人バイトに苛立ちを見せてしまうと辞めてしまうことに繋がります。
こういう時に理解してくれない原因を自責にするか他責にするかで結果は大きく異なります。
教える側に理解してもらうことは難しいですが、そういう時は相談してもらったり店長自身が教えてみたりするなど対策をとってみるといいでしょう。
店舗内で言葉は統一しよう
教える人によって言い方が異なると、新人バイトが理解できないことが多くなります。
私も転職先で同じことを説明されているのに、言葉が違うだけで理解できないことがありました。
慣れている人であれば、何となく前後の言葉で同じことを指しているのだろうと理解できるかもしれませんが、全体の理解度が乏しい新人にとっては言葉が一つ変わるだけで理解度が圧倒的に落ちます。
飲食店でいうと、
・トイレ掃除、3番
このような言葉が同じような意味を表します。
新人バイトに教える時は、店舗内でどの言葉を使うか統一するように決めておくべきでしょう。
まとめ
飲食店の新人バイトが辞めてしまう原因のほとんどは人間関係です。
人間関係に大きく関わる教え方をきちんと見直さなければ、今までと同じように新人バイトが辞めてしまいます。
教え方を教わることは中々経験できることではありませんが、新人バイトのモチベーションや理解度を向上させるには非常に重要なことです。
何度も教えてきた店長や社員でも、教え方に関しては未熟なことが多かったりします。自分自身も含めて店舗全体の教え方レベルを向上させて、離職者を減らしましょう。
もっと深く教え方を教える方法を学びたい方には、
こちらの本で勉強するのもオススメです。
教える相手の特徴を考えて、教える方法も書かれていますので辞めさせずに部下をより育てたい方にはもってこいの本でしょう。
【飲食業界】長期休暇でも人手不足に困らずに運営する2つの行動とは?
ランキング参加してます。よろしければポチリお願いします!
にほんブログ村
コメントを残す